カナモジカイの活動
漢字があるからダメであるということで、カナだけで日本語を表記すべきであるという
カナモジ運動が明治時代からありました。それを推進しているのが、財団法人カナモジカイです。
カナモジカイのホームページです。
カナモジカイのパンフレット表紙
にっぽん の文字と ことばを かんがえる とあります。
主張と60年あまりの運動の業績
カナモジカイは1920年(大正9年)に創立された仮名文字協会からきている。
1.いますぐカナばかりで表せるものはカナで。
2.すぐカナに改められないものは、しばらく漢字をつかっていく。その他、実行のできることを取りいれる。
という活動方針で。
1.漢字制限
2.現代かなづかい
3.横書き
4.口語体
5.カナタイプの普及
6.カナ活字体の研究、普及
7.漢字のいいかえ(とくに同音語 継承 軽少 軽傷 景勝)
当用漢字の制定にはカナモジカイの主張がとりいれられたとあります。
戦後の国語審議会にはカナモジカイから委員がでました。
福沢諭吉の漢字制限論
漢字を廃するのは難しいから、制限からゆくゆくは廃止にまで持ってゆこうという発想。
カナモジカイからの郵便
私がカナモジカイからもらった、1984年8月29日消印 郵便物の表です。カナタイプで宛先がうたれています。
カナモジカイから手紙
私がカナモジカイからもらった、1984年8月28日付けの手紙です。
カナタイプでうってあり、カナモジカイ事務局の担当者のカナのサインがあります。
カナモジカイの雑誌「カナノヒカリ」
1982年10月号(第723号)で、ワープロ特集です。
世の中に出てきたワープロには大きな関心をもち、いろんな論文が載っています。
伊藤忠兵衛さんの記事
カナノヒカリ1984年8月号にのっている、7月2日付け産経新聞の記事。
伊藤さんの経験および、運動のありさまが書かれています。
このようにカナ文字論者には、外交官や商社マンとして外国で日本のことを考えた方々が多いようです。
カナモジ論カナモジカイの主義主張を書いた本です。(1971.5.1)
筆者は松坂忠則さんでこの人は国語審議会委員をしていました。
会長の伊藤忠兵衛のまえがき
まえがき2頁
まえがき3頁